〜「テーマ勉強会」〜 

スタジオでの「テーマ勉強会」を開催予定です!
 研究所の体制を3月〜4月に更新し、
 4月から開始予定のテーマと日程を調整中です!
 
 これと並行して、「オンライン勉強会」も企画予定です。

 
(2024, 3/18 更新)


※ 以下は参考資料です。(2021年3月まで)


 〜オンライン「テーマ勉強会」〜 


○二月から三月にかけてオンラインでの「テーマ勉強会」を実施します。

テーマ:「フランクルのロゴセラピー」

  • 3回セット:各回一時間。 Zoomによるオンライン・レクチャー
  • 日時
     1回目:2月20日(土) 20時から21時
     2回目:2月26日(金) 20時から21時
     3回目:3月 5日(金) 20時から21時

    ※各回、21:30まで自由質疑の時間をとる予定です。
  • 参加費 二千円 (三回セット)
  • スタジオ・イベント参加経験のある方、ダンスセラピー・リーダーの方
 ◇ 解 説 ◇
 ヴィクトール・フランクルは、オーストリア・ウィーン大学の精神科医として活躍中、ナチスドイツによってオーストリアが併合され、ユダヤ人強制収容所へと送られました。生死が意味なく訪れる凄惨な環境の中でたまたま生き残ったフランクルは、第二次世界大戦の終了とともにウィーン大学に戻り、強制収容所での経験に基づいて「ロゴセラピー」と呼ぶ新たなアプローチを展開しました。
 
 フロイドの観点が「快への意志」、アドラーの観点が「力への意志」とすると、フランクルは「意味への意志」と位置づけられます。第二次大戦後は「生きる意味」の喪失と復活のために、実存的な「ロゴセラピー」を展開しました。
 1990年代には、なぜか日本国内でフランクルへの関心が高まり、戦後すぐに書かれた本が40年後に日本語で出版されるという「フランクル」ブームが起きました(その理由は勉強会でふれます)。
 
 テーマ勉強会では、フランクルの基本的な考え方として「あなたは生きる意味を問うてはいけない」「人は幸せを追求することができない」(コペルニクス的転回、逆説志向)、「生きることの三つの価値」(創造価値、体験価値、態度価値)などについて、以下の著作他を参考に資料を配布して解説いたします。
 (順不同:本を準備する必要はありません。)
  • 『夜と霧』ユダヤ人強制収容所での体験記。 みすず書房,2002(新版)
  • 『ロゴセラピーの臨床 実存心身療法の実際』医歯薬出版(株),1991
  • 『死と愛』フランクル著作集2 みすず書房, 1957(初版)
  • 『時代精神の病理学』フランクル著作集3 みすず書房, 1961
  • 『意味への意志 ロゴセラピイの基礎と適用』ブレーン出版1979
  • 『生きる意味を求めて』春秋社,1999
  • 『それでも人生にイエスと言う』春秋社,1993
 
2020年の日本ダンス・セラピー協会年次大会では、フランクルのロゴセラピーに関わる発表をいたしました。(葛西俊治)  
参考→ 『ダンスセラピーへの導入エクササイズ」
 (フランクルの「生きる意味の三価値」を含む)

※ 「寺子屋_心理学」ブログに、関連する書き込みをしました。
 → 「あんぱんまん…生前葬…直葬…」(葛西: 2/13, 2021)



スタジオでの「身体心理学勉強会」はこれまでに129回実施してきましたが、新型コロナウイルスのため、2020年から休止しています。
なお、2021年の4月から、内容を一新して実施を検討中です。(3/3, 2021)

※北海道の感染・治療状況については
 新型コロナウイルスのブログ(葛西)をご覧下さい→ 「寺子屋 心理学」


 

〜 2020年から休止中の勉強会〜 参考資料など 〜

 ★ダンスセラピー勉強会「身体的心理学」

2018年〜2019年までは、竹内敏晴の本を読んできました。


『からだが生きる瞬間― 竹内敏晴と語り合った四日間』藤原書店,2018
◎2018年、北海道文教大学で開かれた第27回日本ダンス・セラピー協会全国学術研究大会では、大会二日目の9月2日(日)、 『からだが生きる瞬間―竹内敏晴と語り合った四日間』の対談者のお一人、札幌大学・瀧元誠樹先生が〈「コミュニケーションの起源として「立ち合う」を考える」〉のタイトルで講演・演武を行いました。
勉強会の内容を先取りして解説されたところもあり大変に貴重な機会となりました。
その後、瀧元先生本人が10月の勉強会に参加され貴重なお話しが多々ありました。ありがとうございました!




上記の新刊書を送って頂いた三井(みい)先生は「医療体操史」を専門にしており、
近代から現代にかけて、私たちの身体がどんな風に扱われてきたかを研究し、
竹内敏晴先生とも一緒に活動されてきています。

『正常と異常の身体― 医療体操史研究ノート』叢文社2007




2018年8月は、当別にできた「風街カフェ」での実施となりました!
資料→[8月「風街カフェ」勉強会 ]


  2018年5月は『スリランカの悪魔祓い』上田紀行
  徳間書店 (1990/03)


孤独な者にアクマが取り憑く…。
それを村人が総出で祭りを行って払う…
踊りと心理とコミュニティの関係について読みました。
出版当時の動画(1990)が見つかったので大画面で一緒に見ました!





勉強会では楽しく議論しながら頭を使って、
いつもスィーツを摂取しています!


*参加を希望される方は研究所のアドレスへご連絡下さい。


2006-2007年は現象学的心理学を勉強し、
2008年〜2010年5/30まで「メディカル・ダンスムーブメント・セラピー」勉強会を実施。
2008年以降は「身体的心理学・身体心理療法」をテーマに勉強しています。
2017年まで『からだと思想』(竹内敏晴)を長年読み、
現在も竹内敏晴先生の本から勉強しています。

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