日時: 12月16日(火) 20時から21時 前回に引き続き、本人の問題(症状)を超える技法とアプローチとして、「第二章: 特定のチャレンジ課題を与える症状随伴課題」について読む予定です。キーワードとしては「善意の苦行」という行動処方的な技法があります。◆メールで参加申し込みをお願いします。 |
・月一回程度の開催: 参加無料です。 |
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『ミルトン・エリクソン入門』 ウィリアム・ハドソン・オハンロン著 森俊夫・菊池安希子訳、金剛出版 1955 |
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〇第17回は以下の内容です。資料はこちらで準備いたします。
『ミルトン・エリクソン入門 Taproots(タップルーツ)』
第16回に引きつづき、
第2章「パターン介入」について読み進めます。
ダンスセラピーを例にとると、例えば「開いて閉じて開いて蹴る」簡単な横移動ステップのとき、必ず足の開きが一定の幅でしか動けない人がいます。いわゆる「固着」ですが、「…体重移動くらいの感じで少しだけ横に足を開いてみます」といった説明をして「パターン」の変更を勧めますが、実はこれはエリクソン流技法への入り口なのです―
エリクソンは例えば「過食」「喫煙」等々をやめさせず、その「量・回数・時期…」などのパターンを変化させる方法を用います。これがエリクソンに特徴的な(症状への)「パターン介入」の方法です。
| テーマとして「ミルトン・エリクソンの催眠療法」を取り上げています。 ただし「催眠療法」そのものではなく、実際に何らかのアクションや行動を行ってもらうことによる「行動変容と認知変容」に焦点を当てます。 本人の自覚を基本とする「心理教育的アプローチ」では見落とされがちな「(a) 下意識への働きかけ」、そして、クライエント本人に合わせた「(b) 行動・アクションの勧め」に基づくものです。その点において、現行の「定式化された認知行動療法」と異なるアプローチです。 |
